鍼灸治療

Posted By taga on 2011年7月27日

鍼灸師の資格をとって、30年以上になる。

明治東洋医学院というところでとった。

もちろん、これは国家試験で、鍼も灸も実技がある。

東洋医学をバカにしてはいけない。4千年の実証医学である。

現在では、科学的な根拠を持った治療法もいっぱいある。

たとえば、東洋医学では、背中に内臓の調子を現す症状が見られるということになっている。

胃の調子が悪いときは、腰の少し上の左側に腫れが出ていることが多い。

これは内臓体壁反射と呼ばれている。

そのほか、漢方の考え方で人の体質を五つ(なんでも陰陽五行説につなげるから、

怪しまれるんだけどね)の体質に分けている。

これは、血液型なんかよりも、よほど正確であるし、科学的な根拠がある。

僕は「肺経」という体質で、透き通ったような肌の色。ただし、この肌の色というのは、本質的な色で、日焼けした肌とは関係ない。

もしも、あなたのわきや肘の内側が血管の透き通って見えるような色だったら、「肺経」である。

その体質だと、トイレが近い。喉が弱いから、ぜんそくになりやすい。

そうした体調に合わせて、身体の症状を判断する。

非常に合理的なのだ。

だから、全員に効く漢方薬というのは、基本的にはありえない。

体質に合わせて処方するのである。

で、ツボとか関係なく効く鍼もある。

集毛鍼という鍼である。

これで手首や腰の治療を続けている。

確かに、緩和される。

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