カタカナの言葉を使わない

Posted By admin on 2011年6月30日

伊丹の小学校で話をさせていただいたときに、ベテランの先生から
「カタカナの言葉が多すぎるから、日本語になおしてほしい。」
と、言われた。

 実は、尊師である岡田崇先生も、よくおっしゃっておられた。
「横文字が多すぎる。日本語なんだから、横文字を使わないようにするべきだ。」

 それでボクは、ずっと横文字を使わないようにしていたが、ここ数年、どんどん横文字を使うようになってきている。そうでないと、説明しきれないようなことが増えてきたからだ。

 今回使った横文字言葉を並べてみよう。

・ファシリテーション  ・リーダーシップ  ・ファシリテーター
・プロセス  ・チームワーク  ・イル・ウインド  
・ジェントル・ウインド  ・グループ  ・フラットな関係
・コミュニケーション  ・ファシリテーション・グラフィック
・キーワード  ・ホワイトボードミーティング  ・カード
・ポイント  ・ブレーンストーミング  ・ワークショップ
・スタイル  ・フォーメション  ・チーム
・ストーリイテリング  ・ミーティング  ・サークル形式
・ワールドカフェ  ・グループ内シャッフル

 横文字を使わずにボクの意図を表現できる言葉は、どのくらいあるだろうか。

 プロセスは「過程」だけれど、講座などで「かてい」と言うと、正しい言葉が伝わりにくいものである。グループは「集団」や「班」などでいいだろう。フラットは「対等」でいける。キーワードは「重要語句」ではちょっと違う気がする。ポイントはこのまま使う方がいいだろう。ワークショップを「工房」とは言えない。チームは「集団」かな。サークルは「輪になって」。シャッフルは「席替え」でいけるかも。コミュニケーションは「聞き合い」や「話し合い」ではピンと来ない。

 イルウインドとジェントルウインドを「気分悪い風」と「心地よい風」と言うと、なんか感じが違う。

 ほら、なかなか難しいでしょ。

 ちなみに、ファシリテーションは、簡単にするというのが語源である。

 槇原敬之の歌詞は、初期の頃はほとんどカタカナ言葉を使わなかったのに、このごろはそうでもない。社会がそうなってきているのかも知れない。

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