「甲子園教育のすすめ~甲子園球場へ行こう」
Posted By taga on 2011年7月31日
世の中には、楽しい方々がいる。
甲子園に34年間も通い続けてきた先生。
暇な方ではなく、おそらく僕よりもずっと忙しい先生なのに、34年間。
元国立学園小学校長、神林照道先生。
神林先生から、著書をいただいた。
「甲子園教育のすすめ~甲子園球場へ行こう」 今人舎
高校野球ファン、熱いことの好きな先生は、ぜひオススメ。
神林先生は凄い先生で、私学の国語部ではいろんな意味で有名な方である。
僕も実践をいくつか使わせて頂いている。
講演などで話している「音読電車」というのは、神林先生の実践から学んだもの。
ただ、教師には厳しい方なので、僕とはぶつかったこともある。
実践や理論は認めるが、どうも引っかかっていた。
それが、甲子園のことがきっかけで、偶然偶然が重なって、神戸で一緒に飲もうということになった。
神林先生は、もちろん甲子園から夜の神戸へ駆けつけていらっしゃった。
「ソネ」というジャズバーで、二人で話し込んだ。頭にあった言いたいことを、言わせてもらった。
失礼なことも、聞いていただいた。
「この前の先生のご講演は、実践の話がほとんどありませんでした。つまらなかった。 実践が聞きたいです。」
「じゃあ、多賀君、僕を西日本へ呼んでくれ。実践の話をするから、それをずたずたに切ってみてくれ。」
「分かりました。では、5月に来て下さい。約束ですよ。」
次の年の西日本の私立小学校連盟研究大会で、国語部会に来ていただいて、話をうかがった。
僕と神林先生は会わないと知っている仲間達は驚いていたが、実践講演のすばらしさに、惹かれていったようだ。
僕がお呼びした意味が分かっていったと思う。
それ以来、ずっと続いている。
「熱い」ということと、「子どものために」という二点で一緒だからだと思っている。
今年も、甲子園のアルプスに神林先生の姿があることだろう。
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