思春期 その4 思春期に入ったかどうかの判断

Posted By taga on 2011年8月10日

第二次性徴に入ると、肉体の変化が出てくると申しました。それは、はっきりとした形であるかは分からない。特に小学生の場合は、ちょっとした動きに現れてくる場合があるのです。

男の子が鏡を見るようになったり、あごに手をやるような動作を見せるときは、皮膚が厚くなり始めていると言う可能性があります。皮膚がまず厚くなって、それからヒゲが生えてくるのですね。それを感じはじめているということです。思春期のサインですね。

体毛も生えてきます。それはとても異常に感じることで、気になることなののです。精通なんか起こったら、なんとか親に隠そうと必死になります。お母さんに毛の生えたことを言わないのが当たり前です。なんだか悪いことのように思ってしまうのです。親子では、なかなか日本の家庭では難しいですね、オープンにすることは。

だから、そういうことは、きちんと学校で性教育しなければならないと思います。心をすっきりさせることと、興味半分でセックスに惹かれていかないための、純血教育も必要ですね。

第二次性徴については、教師は、きちんと子どもたちに話してあげるべきです。

思春期の男の子の性欲って、すごいんですよ。それをうまくコントロールさせないと、妙な形で出てきてしまいます。その強い衝動を、エネルギーをどんな形で消化しているかを見ていかないといけません。

女の子が腕を妙な動かし方したら、体型が変化しかけているということです。本人は意識しないで体の変化は起こっていくのですよ。教師が気を付けなければいけないのは、こういう時期の女の子への言葉です。ものすごく敏感で、動揺しやすくて、不安定になっている子どもに、冗談でも

「おっぱい大きくなってきたか。」

なんて、男の先生が言ったら、とんでもないトラウマになるおそれもあります。実際、それによって、一生、男性恐怖症になった女性もいるのです。

教師は思春期の子どもに対して、性的な言葉は慎重に慎重を期して出さねばなりません。というか、出してはいけないのです。

そのときに、もう一つ考えておかねばならないのは、「第三の性」の存在です。遺伝子のあり方によって、男性の体なのに女性の心を持っていたりする子供がいるということを、絶対に頭においておかねばなりません。ほんとは、昔からいたんですね。昔は、人知れず苦しんでいたのです。それが原因で、家族も崩壊することがありました。ミッツやマツコは、生き残ってきた人たちなんですよ。

今は、いろんなことが科学的に分かってきています。男と女というふうに簡単に分けられない場合があるのです。

しかし、子どもたちは平気で「こいつ、おかまや。」とか「ホモちゃうか。」なんて言います。

権力者の教師は、絶対にそれにのってはいけません。

「だからどうだっていうんだ、何が悪い。」

と、僕なら言います。
それが、一人一人の子どもを大切にするということだと、ボクは思っています。

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