子どもの心と身体のつながりを考えていきましょう。・・・親塾25その③

Posted By taga on 2013年6月16日

朝、起きられないのには、種類がある

朝、なかなか子どもが起きなくて困っている方も、いらっしゃるでしょうね。

どうして起きられないのでしょうか。

一つ一つ見ていきましょう。

夜更かし。

これは、絶対的にアウトなのですが、

若い子というのは、夜中が好きなんですね。

夜になればなるほど、気分が高揚してくるんです。

みなさんも、中学・高校時代、そうだったのではありませんか。

昔は、夜中は、読書くらいしかありませんでした。

今は、スマホ等を自由にさせてもらっているので、

中毒になっている子どももいます。で

も、自分でライン、モバゲーのようなものを制御できませんから、

いくらでも夜更かししてしまう。

すると、朝、起きられないのは、当たり前ですよね。

ほとんど寝ていないんだから。

自分で起きられなくなったら、

独りで夜中に携帯を触ることを禁止して取り上げる

というルールを作ってしまえばいいんです。

もめるでしょうけどね。

そうもいかないんですね、これがまた。

それから、起きなければならないという気持ちがないと、

起きられません。

人は寝ている間に、

一つのことだけを覚えていられると言います。

「自分は起きられる、起きよう。」

という強い気持ちがないと、起きられません。

それが証拠に、ふだんなかなか起きてこない子どもが、

楽しいバス遠足のときだけは、さっさと起きてくる、

なんてことがあるんです。

起立性調節障害というものをご存じですか。

いわゆる自律神経系統がおかしくなっている状態なんですが、

めまい、動悸、耳鳴り、偏頭痛、体がだるい、

そういった症状を不定愁訴というんです。

完全に病気という状態ではありません。

その不定愁訴がいくつかあると、起立性調節障害だと言われます。

これは、過激な症状を伴わないので、

一見、「がんばったらできるのに無理をしていない」ように見えます。

でも、本人はがんばろうと思っても、

こんな不定愁訴がたくさん起こっていたら、できないですよね。

「なまけ病」とも呼ばれます。

たまに、子ども達でそういう状態の子どもを見かけます。

こういう子どもたちは、朝がだめです。

なかか起きられません。

これは医者と相談して、診断してもらって、

学校の協力を得ないといけませんね。

ところで、低血圧だから朝が弱いんだという話を聞いたことありませんか?

これは、半分本当で、半分は嘘です。

低血圧というのは、血圧100以下の場合を言います。

あまり低いと、朝起きたときに交感神経の起き上るのも遅くて、

なかなかエンジンがかかりません。

したがって、朝が弱いという人は確かに存在しますが、

生活習慣をきちんとしていけば、かなり改善できます。

だいたい、低血圧の方が高血圧よりも長生きする

というデータもあるそうですから、

低血圧を悲観する理由は、全くありませんね。

 

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