親塾№26での話

Posted By taga on 2013年7月1日

いつものように、親塾の話の一部を公開する。


さて今日は、後二週間ほどで夏休みに入りますから、

夏の子育てというものについて、

いくつかヒントを出そうかなということで、

「夏休みの子育てを考える」というテーマにしました。

次回だと、ぎりぎりすぎて、本を買って読んだりする準備期間がありませんよね。

それで、今日、このテーマです。

では、本題に入りましょう。

夏休みに入ると、それまでの幼稚園、学校の生活とは全然ちがってきます。

子どもたちにも余裕があります。

ふだんよりも、時間があります。

つまり、「しなければならない」時間、「させられている時間」から、

「する」時間へと変わると言うことです。

一度した話かも知れませんが、

「社長の時間、運転手の時間」という言葉があります。

運転手には、時間はたっぷりとあります。

社長を送っていって、社長が会議している間は、運転手にはひまな時間があります。

場合によっては、何時間もあります。

だからといって、待っている間に運転手が本屋へ行って本を買ってきたり、

お茶とケーキしたりしてくるというわけにはいきません。

いつ社長の会議が終わって出てきて、

次の場所へ行かなければならなくなるかどうかが、分からないからです。

つまり、運転手は空き時間はたくさんあっても、

それが自分の思う通りには過ごせない時間なのです。

これが「運転手の時間」なのです。

一方、社長さんは、忙しくて時間がありません。

それでも、会議が終わって移動している途中で

「おい、運転手さん。ちょっと車をとめてくれ。」

と言って、本屋さんに入り、わずかな時間で読みたい本を買ってくることも、

十分間だけのコーヒータイムを味わうこともできます。

つまり、たくさん時間があっても、

運転手の時間は「自分の時間」ではなくて、

社長は五分しかなくても、

全て自分の意志で使える、コントロールできる「自分の時間」なのです。

夏休みは、運転手の時間だった生活が、

社長の時間に変わる時期だと考えましょう。

しかも、かなりの時間が、です。

だから、夏休みの過ごし方で大きく子どもの成長が変わるわけなんです。

そのことを前提にして、これからの話を聞いてくださいね。

 

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