「同じことをしているのに、うまくいかない」

Posted By taga on 2013年12月28日

「本に書いてある通りにやっているのに、うまくいきません。」

「先輩の言う通りにしてみたが、どうも教えられたようにはいかない。」

「セミナーで教わったことと、自分のやっていることとは、どうも違っているような気がする。」

というような経験をされたことは、ありませんか。

実は、優秀なベテランは、見えないところで、いろいろな細かいてだてをしています。

それによって、授業がスムースにいったり、子どもが動きやすくなったりしているということを、まず、知っておきましょう。

その差は、思っているよりも、ずっと大きなものです。

だから、「同じことをしている」のに、うまくいかないということが、起こるのです。

 

また、若いときは、自分のしていることがうまくいっていると思い込むことが、よくあります。

評価する基準があまいからです。

若いときは、気づかないことが山ほどあります。

子どもに嫌われているのに、自分では好かれていると思い込んでいる教師を、たくさん見てきました。

いわゆる「裸の王様」ですね。いつも、自分もそうではないかという恐れを持って、教育をしてきました。

 

では、本を読んだり、講座を聞いたりすることに意味がないのか、というと、そうではありません。

優秀なベテラン教師たちの実践には、いつもはっきりと見えにくいところでの

ヒドゥンカリキュラム〔この言葉の定義は、第一章に詳しく書いてありますが、「目に見えている以外の教育力が働いていること」〕

があるのだということを頭に置いて、実践を聞き、学び、追試していけば良いのです。

ーーーーーーー「ヒドゥンカリキュラム」のプロローグから

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