風と共に去りぬ

Posted By taga on 2011年8月14日

この映画は何度観たことだろう。

全部映画館。

 

これだけはビデオで観る気はしない。

 

一番最初は、記憶が曖昧だけど、1年生くらいのとき。

ラストシーンの、スカーレットが土を手にして立ち上がるところしか覚えていない。

母が、

「あれは女の人の強さを表している。」

と言ったような気がする。

一年生にでも、そういう言葉を平気で使う母だった。

 

だからぼくは、近所のおばちゃんが

「ぼうや、あんよお上手ね。」

と言って下さったときに、

「大人のくせに足のこと、あんよ、やて。」

なんて言う、こまっしゃくれたにくたらしいガキだったのだろう。

 

「風共」を次に観たのは、中学生のとき。

 

映画にはまっていた。大作が来ると、必ず観に行った。

そのときは、スカーレットのビビアンリーに心を打たれた。

情熱的な女性のすごさが怖かったくらいだ。

小説を読んでから見に行って、登場人物のキャラクターと俳優のマッチングを楽しんでいた。

 

次は、高校生の時。

週末と日曜は、いつも三宮と元町の映画館まわり。

そごう百貨店の地下でハンバーガーを食べるのが、ぼくの青春。

 

「あいつは、『スクリーン』か『ロードショウ』(映画雑誌)の編集員になる。」

と、友達が思っていた。

 

最近は映画館に行かない。

時間がないから、というのは違うね。

ぼくは本の世界につかっているからかな。

 

 

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