教師の品格 ③

Posted By taga on 2014年7月27日

教師の品格③ 「子どものために・・・」という言葉に気恥ずかしさを持て

 

子どものためにがんばるのは、当たり前のことだ。

教師という仕事は、そのためにあるものだから。

 

でも、「子どものために・・・」という言葉に酔ってしまうと、

自分のしていることの子どもにとっての意味というものを

喪失してしまう。

 

子どものためにと言いながら、

結局は自己満足でしていることはないだろうか。

子どもの書いたものをていねいに見て、細かい赤を入れて、

やり直しをさせる。

確かに、子どものためにしているのだろうが、

子どもからしたら、ありがた迷惑かも知れない。

 

片づけられない子どもを徹底的に厳しく指導して

泣きながら片づけさせる。

片づけられるようになったその過程で失ったものは、ないのだろうか。

 

「子どものために・・・」を連発する管理職がいる。

それを掲げることで、別の意見を封殺してしまう。

教師は「子どものため」という言葉に弱いのだ。

 

僕の経験では「子どものために」という言葉をよく使う教師は

本当に子どものことを考えてはいなかった場合が多い。

 

「子どものために」という言葉には要注意だ。

 

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