自分らしさ

Posted By taga on 2014年8月16日

僕はカリスマ教師ではない。

とてもとてもそんなレベルじゃない。

若手のカリスマのように

学級を完全にコントロールできたことなど

一度もない。

 

自分の中にあるのは、

6割の失敗と2割の成功だと思う。

6割の失敗から学ぶことは多いから

それを語っているようなものだろう。

 

確かに、国語に関しては、実践はあると思う。

これは、阪神大震災の後、国語の研究会で、

なかなか提案者がたてられない上に、

大変な生活状況で、発表予定者もドタキャンせざるを得ないことが頻発したことが原因だ。

 

つまり、まだ余裕のあった僕が、常に提案を用意しなければならなくなった。

毎月。

それを1年続けたときに、尊師岡田崇先生が

「多賀さんがこうやって毎回提案をもってくることで

一番得をしてるのは多賀さん自身や。

多賀さんがこれで実力をつけていっている。」

と、おっしゃった。

そう言われて、次の月から提案をもっていかないというわけにはいかなくなった。

今は、その会へもなかなか行けないことが多いが

毎月提案を考えて実践しまとめることを

20年近くも続けたことが、今の僕の国語の積み重ねとなっている。

 

僕が「カリスマではない」というとき、本当は自分のプライドを語っている。

僕は実践を積み重ねてきた教師であって、

カリスマという実体のないものではないと言っている。

ある意味、もっとも傲慢なのかも知れない。

 

 

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