言葉はどのように獲得されるのか

Posted By taga on 2014年10月27日

もともと言葉というものは、

経験の積み重ねが言葉と「もの」とを結び付けて、

それが強化されていくものだ。

繰り返して使われる言葉は自然に覚えてしまいやすい。

赤ちゃんが最初に発話するのは、「まんま」や「まま」等の言葉だが、こ

れはお母さんが「まんま、あーん。」とか言いながら食事を与えるからだ。

赤ちゃんに

「口を開けましょう。はい、御飯です。お食べなさい。」

と言って与えるお母さんは、あまりいないだろう。

言葉は全て教えられて、身についていく。

そして、その言葉を使ってみたら、認められ(喜ばれ)たり、「えらいねえ。」と褒められたりして

、繰り返し強化されて覚えていくのである。

 

言葉の経験の蓄積ということが必要なのである。

しかし、今どきの子どもたちの言葉の体験は偏っている。

テレビ、アニメ、マンガ等から入ってくる言葉の経験が圧倒的に多いのだ。

だからこそ、学校では「日本の美しい言葉」というものを教えなくてはならない。

教科書にそういう単元ができたのは、そのせいだ。

しかし、教科書の語彙数では、全くもの足りない。

言葉は自ら獲得していかねばならない。

ただし、難しいのは、辞典をどんどん引いたら語彙数がぐんぐん増えていくかというと、そうでもない。

 

 

 

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