重みの実感

Posted By taga on 2015年5月14日

東京のシンポジウムの後の懇親会。
電動車椅子の学生さんが参加された。

柳下さんが
「〇〇君は、段差を気にしているのかも知れないから、
できるだけ段差のないところにする。」
とおっしゃって、お店を予約した。
そこの段差はたった二段。
たまたまそこにいた僕と店員さんが前で持ち上げることになった。
悲しいかな腰を痛めて以来、けっして重いものは持ち上げないようにしてきたので
二十年ぶりに重いものを持ち上げた。
非力で申し訳なかった。
一段ずつがやっとというくらいに重かった。

なるほど、これだと彼が遠慮する気持ちになるはずだ。
僕は、もっと軽いものだと考えていた。
たった二段の段差にこれほどの重みがあったとは・・・。

バリアフリーの重要性にも初めて実感を持った。
まだまだ自分は何もわかっていないんだなと思わされた瞬間だった。

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