宿題病

Posted By taga on 2015年7月4日

宿題をしてこない子どもに対して、
教師はどうしているだろうか。

厳しく叱責して
それで泣きながら宿題をしてきたら、
「よし。やったらできるじゃないか」
と、褒める。
これって、教育なのかなあ。

教室のどこかに
宿題忘れの子どもの名前を掲示する。
そんなことをしてプレッシャーのかかるのは、
「私があんなふうに過書けたら大変だ」
と考える真面目な子どもだけだ。
そして、掲示された子どもは
毎日、ずっと、否定された常体が教室の中にあることになる。

宿題はしょせん宿題だ。
宿題をしてこないことで、人格否定までする必要はない。

漢字の宿題をていねいにていねいに見て
細かくチェックしてやり直しさせる教師がいた。
「私にはこれしかできませんから」
と言って。
「あなたの気持ちのために、子どもは苦しめられてるんだね。
あなたがそれしかできないということは、子どもにはなんの関係もありません。」
と言った。

教師は子どもを苦しめる立場になりうる存在だ。
宿題はその最たるものだと考えた方がいい。

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