中堅の楽しい授業

Posted By taga on 2018年4月17日

5年生の控室に行っていた時
「多賀先生、僕の社会科を見に来てくれはったんですか?」
と、中堅の先生に声をかけられて
ちょうど空き時間だったので、見させてもらった。

最初は起立ー礼の指導。
こういうのを毛嫌いする先生も世の中にはいるが、
追手門はこれでいい。
授業をきちっと始めることは、悪いことではない。
それを怒鳴りつけてさせるのが良くないだけだ。

この先生は声が明るい。
それだけでヒドゥンカリキュラムになる。
一週間で、もう子どもたちが集中して聞いている。さすがだ。
「立って、机の右に立つのはどうしてかな?」
そこから入る。
「室町時代からのことが関係あります。」 (エッ?! そこ?)
「武士は刀を左側に差します。なぜか分かりますか?」
当時の人は全員が右利きだからです。」
子「えーっ!」
「左利きも必ず右利きに強制されました。」
子「二刀流は両方に差しますが・・・。」
「二刀流は実際はできません。同時に抜いたら、両手を斬ってしまいます。(実演)」
子( ´∀` )

こんな調子で、子どもの関係ない質問にもいちいちさらっと対応して、自分の道筋は崩さない。
完全な一斉指導だけれども、ときどき笑が入りながらテンポよく進むので
子どもたちはどんどんついていく。
ボディランゲージあり、メリハリあり。
質問してきた子どもに、その場では対応しきれないとき
「うーん。そりゃ先生も分からないから、調べて来て、明日みんなに教えること。
特別宿題。」
言われた子どももなんとなくうれしそう。

5年の社会科は一時間の情報量がとても多くなるから
こういうテンポは必要なのだ。
親潮と黒潮をしていたときに、赤潮の質問に対して、
「教室を密閉して、5年生全員と6年生も全部入ってきて、全校生も入ってきたら・・・。」
と、たとえが面白い。
こういうのがポンポンと出てくる。
本人は教育漫談と言われますと笑っていたが、
優れた一斉授業だった。

僕が指摘したのは一点だけ。
それもレベルをさらに求めてのことだった。
いやあ、面白かった。

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