親力 42 中学年との対話

Posted By taga on 2022年3月23日

■ 中学年との対話
 中学年になると、少しレベルの高い会話もできるようになります。ただし、メタ認知は弱いので、言っているほどには理解できていないと思った方が良いでしょうすが・・・
 具体的な言葉だけでなく、抽象的な言葉もつかえるようになっていきます。(もちろん、個人差は大ありですが・・・)
 この時期の子どもたちは、他者に対してのことばかりが見えています。
「〇〇くんが、こんなことをしていた。」
「△△さんは、あんなことをして、いいのかなあ。」
等と、他者の批判が多いのです。
 思わず、
「あなたはどうなの?」
と言いたくなってしまいます。
 人のことばかりを言いがちなのだから、その他者への眼を、きちんとさせましょう。どういうことかというと、あいまいな表現に突っ込んで、より詳しく正確に見たこと聞いたことを話させるのです。
「みんなが言ってる。」
というのを、
「誰と誰が言ってるのを聞いたの?」
と、正確な人数を言わせます。覚えていないというときもあるでしょうが、
「じゃあ、『みんなが言った。』というのは、おかしいですね。」
と、考え直させるのです。

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