新卒を守ろう

Posted By taga on 2022年6月22日

今年の新卒が各地で苦しくなっているという声を聞く。
そりゃ、そうなるだろう。
コロナでいろいろなことが規制されて、かつ、仕事が増えた。
ところが、今年から自粛していた行事が復活。
プール学習や校外学習など、
どんどん普通にもどそうとする流れがある。
でも、コロナに関するプラスの仕事は減らさない。
しかも、今年の新卒は、二年間対面で人と接することに制限を受けてきている。
しかし、学校に来たら、子どもたちがいる。
マスクをしていても、体面でコミュニケーションをとっていかないといけない。
慣れるのに、時間がかかる。
新人が決定的につぶれてしまうケースは、以下の通り。
① 管理職や初任者指導者に理解がない
※「できなくて当たり前」なんだから、きちんとフォローしなければいけないのに、プレッシャーだけかけて、具体的な指導がない。
※ 自分たちの成功体験を基に、新人に同じことを要求する。
※ 他の人と比較する。(新人をベテランと比較する)
② 周囲のフォローがなく、孤独感がある。
※ マスク越しだから、表情がつかめないため、心が折れかかっていても周りに伝わらない。
※ ソーシャルスキルを職員で取りすぎると、コミュニケーションが成り立たない。
③ 保護者のクレーム
※ これについては、管理職が矢面に立ち、新人を守ることができなければ、管理職の仕事をしているとは言い難い。
④ 教室の「あの子」に振り回される
※ 「あの子」は、新人にとっては宇宙人だ。理解できない。子どもの思いをくみ取ってあげられる新人は、ごくまれである。多くの新人が対応に苦慮している。
 大声で制止して、教室の空気を悪くしていることは分かっていても、「注意しないと」という思いからは逃れられない。
 少しでも余裕のある先生方は、フォローしてあげてほしい。人はとことん落ちる前にちょっと手を出してもらって救われると、底まで落ち込まなくてすむのだから。

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