学級の崩れの芽は、出ていないか

Posted By taga on 2012年6月4日

そろそろ、四月からやってきた成果が現れ始めるときだ。

しかし、崩れの芽が出かかるときでもある。

 

崩れの芽は、

「教師の指示を聞くかどうか」

ということが、最大のポイントである。

 

授業は、いつでも楽しいものを用意できるわけでは、ない。

つまらないことを反復させなければならない時も多い。

学問とは、本来、そういうものである。

僕は、楽しい授業をかなりの確率で提供できたと思っている。

でも、いつもそうはいかない。

 

だから、ともかく教師の言葉を

たとえそれが、つまらない内容の指示であっても、

聞くようにしなければならない。

「聞くこと」が、全てと言って言い。

 

だからこそ、僕は、「全員を聞く子供にする学級の作り方」という本をまとめた。

これは、宣伝ではない。

「聞く」ことが本当にできているか、

できていなければ、どんな手だてをうつべきなのか、

そこに集中するべきだ。

 

 

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Comments

One Response to “学級の崩れの芽は、出ていないか”

  1. 中村ケニチ より:

     多賀さん、こんにちは。
     山口県の中村健一です。

     こんな時間ですが、すでに酔っぱらいです。
     いや、酔っぱらいだこそ、勇気を持ってコメントしますね。
     ブログは、悪の温床なので(笑)。

     これ、その通りだと思いますよ。
     「うん、うん」と、うなずきながら、読ませていただきました。

     私は、ここ数年、若手が学級が崩れて苦しまないように、講座をしたり、本作りをしたりしてきました。

     でも、「聞く」ということと「学級崩壊」との関係は、意識していませんでした。

     それを多賀さんが、今回の『全員を聞く子どもにする教室の作り方』で明快に語ってくださっていますからね。
     全く、その通りだと思いました。

     まずは、1章だけでも、読んでみてくださいね。
     たぶん、この本に引き込まれます。

     ウチの若手にもプレゼントしましたが、ほぼ一気読み。
     私も多賀ワールドに引き込まれて、久々に教育書を一気読みしました。

     読んで欲しいなあ。

                                      中村 健一