Posted By taga on 2012年6月20日

帰りの飛行機は、プロペラ機。

何年ぶりだろう。

座席は、横２列ずつの４列。

 

お母さんが赤ちゃんを抱っこして

２年生くらいのお兄ちゃんと２歳くらいの妹といっしょに乗って来られた。

お兄ちゃんが、ぱっと窓側の席に座った。

お母さんが困ってしまった。

座席は、横に３席とっている。

お兄ちゃんが窓側に座ると、２歳ぐらいの妹は、独りで座らなければならない。

「お兄ちゃん、替わってくれない。」

「いやだ。絶対に、いや。」

スッチーさんも入ってもめていると、

その後ろにいらっしゃったサラリーマンのお二人が声をかけた。

「替わりましょう。お兄さんがこちらの窓際にうつればいい。」

２年くらいの子が後ろの窓側、

お母さんと妹がその前の２席に並んで座った。

スッチーさんも、感謝。

 

さわやかなサラリーマンの方々、素敵な心を持っていらっしゃる。

 

しかし、僕ならば、絶対に替わらない。

２年生にもなったら、

２歳の妹を一人で座らせる危険性を理解し、

お母さんと並んで座らせるために、自分ががまんするべきだ、

と思うから。

親は、そう諭すべきだし、

断固として移動させるべきだ。

このことで、あの少年は、自分が家族への心遣いをせずにわがままを通しても、

周りの人が親切にして、自分の思いをかなえてくれることがある、

ということを学ばなかっただろうか。

 

感じの良いお母さんだったから、

周りに気を遣っていらっしゃったので、

責めるつもりは、ない。

ただ、

僕なら、替わらない。

こんなことを言うから、娘から、

「お父さんは、ややこしい人」だと言われるのかも知れない。

 

 

 

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