算数の文章題を読み解くには

Posted By taga on 2012年12月13日

算数が嫌いになる原因は、いくつかある。

① 文章題が複雑になり、文章が読み取れなくなってくる。

② できる、できないの差が激しくなってくる。

③ サキドリスト〔先取りにより、できたと錯覚してきた子〕

④ 逆思考の問題についていきにくくなる。

⑤ 計算も複雑になり、計算力の弱さが露呈してくる。

 

◆ そのことを踏まえて、文章題を解くのに必要な力を

次のように考えている。

 

① 論理的思考

物事を整理して考えられる

順序よく筋道立てて組み立てられる

・・・だから、子どもたちに書かせたり、説明させたりすることが大切になる。

 

② 文章題を読み解く力

必要なことと必要でないことを区別できる。

・・・算数の問題には、問題を解くのに必要ない要素が入っているので、

それを取捨選択しなければならない。

算数的用語の理解。

・・・算数独特の言い方を知識として知らなければならない。

問題の状況設定が、文章から想像できる。

・・・問題場面がイメージかできるかどうか。

 

③ 手を使おうという意識

線を引いたり、図に示したりと、いろいろな試みをしてみようとする意欲。

・・・「ともかく鉛筆を持ってあれこれやってみなさい」

と、僕はよく指導する。

 

④ やりぬく力〔気力〕

とことん考えぬくという体験から生まれる。

できたという達成感の積み重ねが、そういう達成感につながる。

一時間の授業に、やさしい問題も取り入れて、

一時間丸々「できない感」だけで終わらせることのないようにする。

 

 

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