親塾№16の3

Posted By taga on 2013年1月16日

愛は、形にするものです

「本当は、子どもを愛しています」というのは、子どもに通じません。

髪の毛がぼさぼさのまま学校へ来る女の子。

毎日ぼさぼさだというのは、いじめられる要素にもなりかねないのに、

忙しいからでしょうか。

「子どもを愛しているんだけれど、忙しくてできないんです・」

というのは、僕には愛しているとは認められません。

愛しているなら、どんなに忙しくてもわが子の髪の毛ぐらいは、整えてあげるべきです。

それができない親に、子どもを愛しているという資格はありません。

僕は、基本的には、そう思っています。

子どもを愛しているというなら、そのことを子どもに形にして見せてあげましょう

物をあげることでは、ありませんよ。

物質は、愛を示すのに最良の手段ではありません。

とはいうものの、

「いや、先生。夫婦では、やっぱりプレゼントが、一番の愛情表現です。」

と言われたりして・・・。

それは、まあ、おうちで相談してください。

愛情を物で表現するということは、

世の中のすべてを物で解決できるというメッセージを、

子どもに与えかねません。

人には心があります。

その心をどうしていくかということを教えなければ

人生で怖いことになると思いませんか。

子どもに「愛している」とか「好きだよ」という言葉をかけることは、

日本ではなかなか定着していません。

しかし、ライフスタイルが大きくかわってきて、

今は、そういう言葉を子どもにかけていく時代だと思います。

そして、小さいころは、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。

ぬくもりで愛情を伝えていくのです。

 

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Comments

2 Responses to “親塾№16の3”

  1. こんどう より:

    ある愛の歌の回もよかったですけど、
    今回も、身につまされます。
    多賀先生の、お母様の入学式初日のあの言葉もよかったですが、
    やはり、親はきめ細やかなケアがすごく大事なんだなぁと思いました。

    でもそれは、なんというか、美しい心を持っていないと、
    なかなかにじみ出ないものかもしれませんね。

    今日読んでやった絵本が、「スザンカと森の精たち」
    というお話で、よくある話、みなしごてドケチ金持ちの
    牛小屋で寝泊まりしているスザンカが困っていた水の精を
    助けてご褒美をもらう話。ご褒美はことごとく拒否して、
    気持ちには気持ちで返してくれればいいのよ、と言います。

    子育ても、そういうことなのかなと思いました。

  2. taga より:

    子育ては、しているだけで、もう返してもらつているようなところがあつて、
    それに気づくか気づかないか、だと思うのです。
    「スザンカと森の精たち」は、知りませんでした。