きょうの一冊 【14】

Posted By taga on 2014年1月4日

「ぐりとぐら」

中川 李枝子

「ぼくらのなまえは、ぐりとぐら・・・。」

子どもたちは、覚えるほど読みます。

のねずみのぐりとぐらは、とてもやさしい子どもたちです。

動物の仲間がたくさん出てきて、

ぐりたちとおだやかでほのぼのとした生活を繰り広げるシリーズです。

姉妹である山脇 百合子さんの絵も温かくて

細かい所にもユーモアの感じられるものです。

歌いながら森へ出かけたぐりとぐら。

大きなたまごを発見し

「あさから ばんまで たべても、まだ のこるぐらいの おおきい かすてら」

を焼くことにしました。

甘いにおいにつられて、森の動物たちが次々と集まってきます。

「けちじゃないよ ぐりとぐら ごちそうするから まっていて。」

二人の声はいつもリズミカルで楽しい歌のようです。

ぜひ、歌うように読んであげて下さい。

ぐりとぐらには、こだわりや意地悪、けちんぼなどのつまらない感覚は、全くありません。

だから、子どもたちは、読んでいて気持ちがいいのでしょう。

 

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