家庭におけるヒドゥンカリキュラム①

Posted By taga on 2014年3月3日

親塾の話がとても好評だったので、

これから何回かに分けて

「家庭のヒドゥンカリキュラム」

について、書いていく。

話原稿の通りなので、敬体で書く。

 

■ さて、今日は、家庭におけるヒドゥンカリキュラムの話です。

ヒドゥンカリキュラムというのは、学校の先生たちもほとんど耳にしない言葉ですが、

大学では教育社会学で教えていることなんですよ。

この本を出しても、「ヒドゥンカリキュラムってなんですか?」と、よく聞かれます。

ですから、みなさんが初耳なのは当たり前のことなんです。

ヒドゥンは、隠れた、とか、隠された、という意味です。隠れたカリキュラム。

 

「潜在的教育効果」のことです。

目に見えない、自分では気づかなないところで、子どもたちに送っているメッセージがあるということです。

それらが教育効果として、プラスに働くときも、マイナスに働くときもあります。

分かっていて使っている場合はいいのですが、

自分では分からない所でやってしまっていることも、たくさんあります。

こうした直接的に見えにくい教育的効果を全部まとめて、「ヒドゥンカリキュラム」と呼びます。

 

◆よそのお子さんを見ていたら、特別にその子のお母さんが何かしている感じではないのに、

子どもが落ち着いているなあと感じたことはありませんか。

厳しくしているわけでもないのに、ちゃんとしている。

元々性格のいい子なんだろうなあなんて、思いませんか?

それね、性格の問題じゃないんですよ。

何かヒドゥンカリキュラムがあって、子どもがそうなっているんですよ。

 

始めに言っておきますが、

これから話すことを全てやろうなんて、思わないでくださいね。

自分のヒドゥンカリキュラムって、なんだろうか、

どういうことならできそうかなと考えて、聞いて下さいね。

 

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