僕の立ち位置

Posted By taga on 2014年5月5日

若手の授業を参観していたときのこと。

トイレに行った子どもがなかなか帰ってこない。

「ちょっと先生が探してくるね」

と言って、なかなかもどってこない。

 

アクシデントがあったようで、

その始末だったみたい。

まさかすぐに帰って来られないと思っていなかったから、

子どもたちへの指示もできていなかった。

ときどき、あること。

 

子どもたちが

「多賀先生、授業してよ。」という。

この子たちに昨年度授業を2時間したから、僕のことは、知っている。

僕は、引き続いて授業は出来る。

たぶん、若手よりもうまくできる。

だって、一緒に教材研究したんだから。

簡単に交代できる。

 

でも、僕はしない。

 

どうしても戻ってこなかったら、

お話をするつもりで前に立っていたら、

もどってきた。

 

いろいろな考え方があると思うが、僕はやらない。

ずっと学校にいて、しょっちゅう授業を観ている僕が、

さっと入れ替わって担任よりも子どもたちに受ける授業をしたら、

子どもたちの担任への信頼が薄くなる。

「多賀先生の授業の方がよく分かる」

等と言わせてはいけない。

「やっぱり、担任の先生がいないと、つまんないね。」

と、思ってもらうことが大切だと考える。

僕の立ち位置は、そうだと思っている。

 

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