「努力」はすばらしいものか

Posted By taga on 2014年6月6日

あるブログを読んでいて、

「成長を焦るあまり、努力が目的化する」

という言葉に目がとまった。

 

確かに。

そういう人、いるよなあ。

 

「自分はこれだけ努力している」ということをアピールして

それを人に示す。

でも、そんなことは、他の人にとって意味がない。

僕は、ときどき、セミナーで、

「ノートをとるのは自分のためであって、人に見せるためではない。」

と言う。

でまあ、ときどき、僕の教材研究ノートは、

「こんなふうにしてみたらどうか」

と、示すこともあるんだけど。

必ず、そのノートは、実践の洗礼を受けている。

 

レストランで、ものすごい努力をしているシェフ。一つの料理に対して

いかに努力してきたかをブログにアップしていたとする。

しかし、そのレストランの料理がまずかったら、

誰も食べに来なくなる。

でも、新しい料理法を学んだり、食材を工夫したりして、

努力することは、必要なことである。

そうしないと、料理の質が下がる。

 

そういうこと。

教師も、自分の努力を人に示すのではなく、

実践をしめさないと。

 

 

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