きょうの一冊 【57】

Posted By taga on 2014年7月7日

「ぼくは王さま」

寺村  輝夫

絵本から次のステップとしての絵物語をときどきお薦めしています。

今回は、わがままで、好き放題で、勉強が嫌いで、

それでいてなんだか憎めない王様のシリーズです。


自分がしたいたずらが原因で、大騒ぎになったら、

他のモノのせいにしてしまう。

一度言い出したら、絶対に人の注意を聞かないで、

とんでもない命令を出す。

そんな王様に、大臣たちは、引っ張りまわされます。

王様なのに、まるで子どもとしか思えないような幼い言動。

でも、そんな子どもみたいな王様に対して、

くすくす笑いながら、うまくあしらってしまう人たちもいるのです。

子どもたちは、自分たちみたいな王様に共感したり、

おろかさを笑ったりするのです。

その笑いが、

いずれは窮地に陥った自分を笑えるユーモアにつながっていくものなのです。

 

「ぞうのたまごのたまごやき」

「たまごのすきな王様」

など、絵本もたくさん出ています。

 

 

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Comments

3 Responses to “きょうの一冊 【57】”

  1. sunami より:

    ご無沙汰しています。お変わりないですか?
    子どもを本好きにしたいところですが、自分が本好きでなかったこともあり、自分の苦手分野です。今は、とにかく読む習慣をと思い、2年生に「読書記録カード」を「読書貯金通帳」という名前に変えて持たせ、1冊10円として記録をつけさせています。10冊読んだら100円玉を印刷したシールを貼ってやっています。子どもの反応はまずまずなのですが、やらせっぱなしにならないよう気をつけなきゃと思っています。
    11月29日には山口まで足を運んでくださるとのこと、ありがたく思っています。参加させていただく予定です。よろしくお願いします。
    そんなことを思いながらこの週末を過ごしていると、昨日、多賀先生が夢に出てこられました!場所はもちろん国語の研修会場でした(^^)

  2. taga より:

    やっぱり僕のイメージは国語でしたか。笑。
    僕は貯金通帳に、新聞1ページ10円とかも入れていました。

  3. sunami より:

    ありがとうございます。
    最近は新聞を取らない家庭も増えてきましたね。
    一部100円そこらで読ませていただける新聞、たとえ毎日読めなくても定期購読する価値があると思います。