今年を振り返る

Posted By taga on 2015年12月31日

30日に教え子達との同窓会を終えて、
今年も終わりか・・・という気分になった。

今年を振り返ると、いろいろと新しい体験の出来た年だったように思う。
大学で学生相手に続けて講座を持って、
大学でどこまでどう教えるのかということを考えさせられた。

今年は不思議と授業をしてほしいという依頼が多くなった。
年明けにもいきなり3本するが、
ここ数年では、今年が断然多かった。
僕が授業をしたがることもあるのかも知れない。
公立の小学校に入って、授業を見せて、授業の助言をし、講座や相談ごとと、充実した一年だった。
その中で僕の得るものはとても大きい。
ただ、追手門での授業は意識して減らしている。
僕が授業をして見せることでの影響を見極めないと、担任が軽んじられてしまうからだ。

夏休みの前に、かなり落ち込んだ。
鉄板の授業ばかりしている自分がイヤになったから。
「このままでは、自分はだめになるなあ。チャレンジ精神がなくなったら、僕じゃない。」
そう思い、少しずつ新しい教材研究に取り組んだ。
全部は無理でも、3回に1回ぐらいは、チャレンジできたように思う。
1月13日の授業でも新しい教科書教材の教材研究から取り組んだ。
初めての学校で、授業をして講演するというのは、ものすごいプレッシャーになる。
だって、ぶざまな授業をしたら、後の講演での説得力がなくなるから。

暮れに待望の『国語教師力を鍛える ―授業づくりステップアップの理論×方法―』を出版できた。
この本は、今の現場で「国語の授業」について悩む先生達に届けたいものだ。
堀さんとの「深層」シリーズが好調だったが、これは楽しい仕事だった。
来年は『教師の力量形成の深層』、『アクティブラーニングの深層』を予定しているが、
堀さんとのやりとりは、自分の違う面を掘り起こしてくれる。

さらに、来年は立て続けに僕が今考えていることを
書籍化していくことになる。
とても楽しみな企画が同時に動いている。
自分がこれまでとは違ったステージに動こうとしているのかも知れない。

新年だからといって、特に僕には変化はない。
日々を大事にしてやりたいことをやっていくだけだから。

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