堀裕嗣さんの本にほんの一言

Posted By taga on 2012年11月5日

堀さんの「一斉授業10の原理100の原則」。

売れているらしいから、今更僕が取り上げることもないのだけれど、

ほんの一言だけ。

 

この本は中学の先生が書いたのだということは、

やはり、前提として持っておきたい。

堀さんの明快な主張と理論に引っぱられると、

小学校の教師は失敗してしまう。。

「全て学びます」なんてことは、してはいけない。

堀さんも、そんなことは願っていないと思う。

 

例えば、小学校一年生の子どもには通用しないことが、いくつもある。

経験の浅い教師が堀さんの言う通りにしたら、

子どもたちが困ってしまうこともある。

どこがそういうところかということは、経験の少ない教師には分からない。

この本は力があるので、その危険性がある。

くだらない本なら、誰が読んでも心配はいらないが、

この本を読む小学校の教師は、必ず、そのことを頭に置いておくべきだ。

 

それでも、読むべきだとは思う。

本棚に置いておくべきだと思う。

なぜなら、この本は、マンガで分かりやすく書いているようなふりをしているが、

理論的な本だからだ。

ただのハウツーものではない。

大事なことが、理論的に書いてある。

おもしろい。

 

長い一言やなあ。

小学校の一斉指導の本を書いてみたくなった。

 

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