兄弟型・・・親塾⑭より その2

Posted By taga on 2012年12月3日

⑤ 中間子型  藤原道長  ナポレオン  ヒトラー  松尾芭蕉

中間子というのは、真ん中の子という意味です。

長子ほど親に期待されないし、大して干渉もされずに、末っ子ほどは溺愛されないものです。

中間子になるまでは、二人兄弟の弟ですから、

その下の子どもがいつ生まれるかによって、大きく変わりますね。

年が離れて下の子ができた場合と、年子とでは、まったく違った育ちになります。

だいたい、この典型的なパターンになりやすいのは、

二歳ずつ年が離れているときが一番よく起こりやすいものですね。

 

吉田松陰は、僕の目標とする日本の教育者ですが、

彼のもとで、きらめくような逸材が育っていきましたし、

幕末の大学者上杉鷹山。

おそらく、みなさんはあまりご存じないと思いますが、

この言葉は、聞いたことがあるんじゃないですか。

「なせばなる なさねばならぬ なにごとも

ならぬは人の なさぬなりけり」

何かをするしないは、その人自身が決めていることだ、という意味です。

 

こういう人たちが中間子です。

 

さて、その三人兄弟の真ん中の子どもは、どうしても浮きやすいということです。

したがって、わが道を行くという傾向が強くなります。

親からすれば、第一子は、初めての子で、最初からしっかり目をかけてきた子で、

第三子は、末っ子なのでかわいいし心配です。

どうしても、真ん中の子どもは目が届きにくくなります。

中間子としては、目立つことをしないと愛してもらえないんじゃないかという心になりやすくて、

よけいに独特の行動をとるんですよ。

そのような状況から、さびしがり屋か独立独歩な人になりやすいです。

放浪癖、漂白癖のある人もいます。典型が松尾芭蕉です。

外へ出ていかざるを得ないのだから、協調性に富んでいます。

僕も三人兄弟をたくさん見てきましたが、真ん中の子どもは、人づきあいがうまくて、嫌われないタイプが多かったように思います

ナポレオンなんて、たらしの名人だったんですよ。

ヒトラーもドイツ国民をたらしこんでしまいました。

 

⑥ 一人っ子型  伊藤博文 徳川家康 オダギリジョー 谷川俊太郎 坂本龍一

一人っ子は、僕が一番よく分かります。

なぜなら、うちの家は一人っ子のオンパレードだからです。

家内も、僕も、娘も、一人っ子です。

 

一人っ子は、家族の中に子どもが自分だけ。

自分以外は全て大人です。

特殊な環境ですよね。

衝突もケンカも小競り合いもないので、感情面が訓練されにくいのです。

親の愛を一身に受けて育つので、甘やかされますが、それに反発したときは、苦しみますね。

一方、しつけも厳しくされるところがあります。
それでいて、親は、過保護になりやすいです。
性格は、マイペースで優雅独尊タイプ。
芯の強さがあるが、頑固で融通がきかない。
これは、まったく僕自身のことですね。
典型的な一人っ子タイプなのかなあ。
よく、一人っ子はわがままだと言いますが、そんなことはありません。
いや、僕はわがままですよ、本当に。
自分でマイマザーと呼びなさいと言っていたくらいですから。
でも、家内も娘も、わがままではありません。
僕のわがままがきつすぎて、家族はわがままが出せなかったのかもしれませんが、
経験上、一人っ子だからわがままだということは、ありませんでしたよ。
また、一人でいることが多く育つわけですから、
自然と一人でいることには平気で、自立心の強い子どもになりやすいのです。

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