親塾№26での話 その4

Posted By taga on 2013年7月4日

さて、ここからは、夏休みの間に学習についてできることを考えます。

幼稚園の方も他人事ではありませんよ。

今から、ヒントがいっぱいありますからね。

① 社会科の話

社会科というのは、三年生から出てきますね。

苦手な子どもは、ほんとにだめなんです。

こてっちゃん(子どものてっちゃん、つまり、子どもの鉄道マニアなんですが)なんかは、

社会科が得意になるんですね。

好きになったら、分かるし、できるようになります。

一人、卒業生で、僕が社会科の鉄道路線を間違えたら、

ぎゃあぎゃあとくってかかってきた男がいました。

まあ、この男は、社会のテスト、ほとんど満点でしたね。

大学出て阪急電鉄と京阪かどこかを受けてだめだったので、

〔能力は高いんですが、どうも電鉄会社は、逆にてっちゃんは採用しないみたいですね〕

薬の会社に就職しましたが、

時刻表検定で一級の合格をもらっていました。

社会科嫌いの子どもはけっこう多いんです。

嫌いになると、ただ暗記するだけの教科になってしまいます。

授業を受けていてもおもしろくありません。

夏休みのように時間の余裕のあるときに、

子どもを社会科好きにするためのことを、いろいろとやってみませんか。

体験と知識がキーワードです。

社会科の授業をしているときに、

「それ、知ってる!」

とか

「行ったことあるよ。」

というのが、かなりのモチベーションになります。

・植物園、水族園、動物園、博物館、記念館などに、一緒に行ってください。

いろんなものに目で見て触れることが、社会科好きを作ります。

できれば、電車に乗って移動してください。

車窓から風景や街並みを見ることは、とても大切な感覚を養います。

これは、社会科に留まりません。

・子どもと一緒に街を散歩してください。

そういう社会的な感覚を持っている子どもとそうでない子どもとでは、

社会科の理解度が全然違います。

・さらに、ニュースを一緒に見てください。

子どもが説明を求めたら、池上彰さんになってください。

池上彰さんのようには説明できなくても、

子どもと一緒に考えたり、ネットで調べたりして、疑問に答えてあげてください。

そういう会話のたくさんある子どもは、社会科が得意になります。

少なくとも、「なんのことか分からない」なんていう子どもにはなりません。

社会科は一言で言って、世の中のことを学ぶ教科です。

 

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