子どもを愛するということ

Posted By taga on 2023年12月26日

  昔、「ある愛の歌」という映画がありました。
日本でも大ヒットした映画で、映画館で号泣する人が続出しました。
その映画のラストシーンで、ライアンオニールが、病気で亡くなった彼女を前にして父親が
「結婚を認めなくて悪かった。」
と謝った時に、言った言葉が
「Love is not to say sorry」
という言葉なんです。
 翻訳では「愛とは列して後悔しないこと」という言葉になっていました。
 でも、違うんですよ、意味が。
これは、「愛していたら、ごめんなさいとは言わないものだ。」という意味なんです。
 息子は父親に、
「あなたは今謝るけど、自分を愛していたら謝るなんてことは決してない。つまり、あなたの愛は本当の愛ではなかったんだ。」
と決別の言葉を言っていたんです。
 僕が言いたいのは、子どもを愛しているというならば、今、愛しているということを、ちゃんと目に見える形で示すべきだということなんです。
 エーリッヒ・フロムは、名著「愛するということ」の中で「愛は目に見える」と言っています。
「この子を愛しているんです。」
と言いながら、忙しいから子どものことを放っておかざるを得ないのならば、子どもは愛されているとは思いません。

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